漫画で解説

オーディエンスって…あれだよね、見てる人…「観客」みたいな意味…
分かんないよ~二人とも助けて~
アイちゃん、落ち着いて。
WEBマーケティングの世界でいう「オーディエンス」は、単なる観客じゃなくて、「広告を届ける対象(ターゲット)」のことよ
「オーディエンス」はMeta広告の肝だけど、専門用語も多いから最初は混乱するよね
簡単に言えば「広告を誰に届けるか」という設定をする場所なの
ただし、今のMeta広告はただ条件を詰め込むだけじゃないのがポイントよ
「誰に届けるか」……の設定…?
管理画面を見ると「コア」とか「カスタム」とか「類似」とか、いっぱい選択肢があるけど……
どれが一番強いの?
どれが最強っていうよりは『役割』が違うんだ
まず基本の3つのカテゴリーを押さえよう

ほうほう、なるほど!
データの出どころがそれぞれ違うんだね
その通り
じゃあまずは、「コアオーディエンス」から詳しく見ていこうか
これはMetaが持つデータ(地域・年齢・興味関心)を使って絞り込む方法だね
地域設定ひとつとっても、実はかなり深いのよ

街のケーキ屋さんや歯医者さんとかにぴったりだ!
これなら無駄な場所に広告が出なくて効率的だね
そうそう、よく分かってるじゃない
じゃあ次……「カスタムオーディエンス」は?
これは「自社サイトに来たことがある人」とか、すでに接点がある人のリストを使うの
リストを作るには、以前にも話した『Metaピクセル』が活躍するわ
ピクセル…! えーっと、計測用のコードだったよね!
「広告を見た人が、その後どう行動したかを把握しやすくなる」やつ!
よく覚えてたね! ばっちりだよ!
そのピクセルがサイト訪問者を記録しているから、「過去30日間に商品ページを見た人」なんていうリストが作れるのよ
おお…MetaのAIが大活躍だね!
そして、ここで大事なのが「除外設定」ね
除外…? せっかくのデータから何を除外するの?
例えば、もう商品を買ってくれた人に『買ってね!』って広告を出し続けるのは失礼だし、広告費の無駄でしょ?

こうすれば一気に広告のコスパが良くなるんだ
なるほど!「誰に出すか」だけじゃなくて「誰に出さないか」も大事なんだ……!
じゃあ、最後の『類似オーディエンス』は?
それは、さっきのカスタムオーディエンス(既存客など)に「似た特徴の人」をMetaのAIに探してもらう機能よ
設定に「1%〜10%」っていうスライダーがあるんだけど、1%に近づくほど元のリストにそっくりになるわ
そっくりさん……!
そんなことまでできるんだ!
でも前の話だと、「ターゲットを細かく設定しなくても、クリエイティブ(画像や文章)が勝手にターゲットを引き寄せる」って言ってたよね?
それなら、最初からAIに任せればいいんじゃ……?
おお、アイちゃん鋭いね!
そう、そこが今のMeta広告の面白いところなんだ!
最新の『Advantage+ オーディエンス』という設定を使えば、AIがクリエイティブの内容を見て、最適な人を自動で見つけてくれるのよ
つまり……

設定で縛るんじゃなくて、AIに「最初はこういう人(コア設定や類似リスト)を探してね」って「ヒント」を出すイメージね
じゃあ、わざわざ『カスタムオーディエンス』とかを作る必要はないってこと?
いいや、そこが運用の腕の見せどころなんだ!
例えば、動画広告を最後まで見てくれた人だけをカスタムオーディエンスとしてリスト化する。
その人たちにだけ「今ならクーポン配布中!」っていう別の広告を出したら……?
わっ!一度興味を持ってくれた人だから、すごく反応してくれそう!
その通り。これを『リターゲティング』って言うんだけど、一度接点を持った人を逃さないために、手動の設定が必要になるのよ
さらに、その「動画を最後まで見た質の高い人たち」に似た人を、日本中から探してきて!とAIに頼むのが類似オーディエンスの役割なんだよ
すごい!クリエイティブで人を集めて、そのデータをAIに学習させて、さらに似た人を『類似』で広げたり、既存客を『除外』して新規を狙ったり……
組み合わせ次第でいくらでも賢くなれるんだね!
オーディエンスについての説明はこれくらいだけど…
お客様には回答できそうかしら?
うん!早速、ユーザーさんに「AIとデータの力を掛け合わせるオーディエンス活用術」を回答してみるよ!
Meta広告オーディエンス設定:完全ガイド
―「誰に届けるか」で広告成果は8割決まります―
Meta広告(Facebook広告・Instagram広告)を始めたばかりの方が、ほぼ確実につまずくポイントがあります。
それが「オーディエンス設定」です。
「ターゲットってどう決めればいいの?」
「年齢や性別は細かく絞ったほうがいい?」
「最近よく聞くAdvantage+って結局なに?」
こうした疑問を抱えたまま、なんとなく設定して配信してしまい、
「広告費を使ったのに成果が出ない…」
という状態に陥るケースを、これまで何度も見てきました。
結論からお伝えすると、Meta広告は“誰に届けるか”で成果の8割が決まります。
そして現在のMeta広告は、「人が細かく当てにいく広告」から「AIに探させる広告」へと大きく進化しています。
この記事では、漫画で描かれていた内容を補足しながら、
- Meta広告のオーディエンスの全体構造
- 初心者が知っておくべき基本と考え方
- AI時代に成果を出すための実践ポイント
を順番に解説していきます。
1. Meta広告「オーディエンス」3つの基本構造
まずは、Meta広告マネージャーで設定できるオーディエンスの全体像を整理しましょう。
Meta広告のオーディエンスは、大きく分けて次の3種類があります。
コアオーディエンス(基本のターゲット設定)
コアオーディエンスとは、Metaが保有しているユーザーデータをもとに設定する、最も基本的なターゲティングです。
設定できる主な項目は以下の通りです。
- 地域(国・都道府県・市区町村・半径指定など)
- 年齢
- 性別
- 興味関心
- 行動データ(利用デバイスなど)
たとえば、実店舗ビジネスの場合は
「店舗住所から半径3km以内」
といったピンポイントの地域指定が可能です。
これにより、
- 物理的に来店できない人
- 商圏外の人
への無駄な広告配信を防ぐことができます。
ただし注意点として、初心者ほど「絞りすぎ」になりがちです。
興味関心を重ねすぎると、配信母数が極端に少なくなり、AIが学習できなくなってしまいます。
カスタムオーディエンス(接点のあるユーザー)
カスタムオーディエンスは、すでに自社と接点があるユーザーを対象にしたオーディエンスです。
いわゆる「リターゲティング(追いかけ広告)」に使われます。
代表的な例は以下です。
- 自社サイトを訪問した人
- 商品ページを見た人
- 購入直前まで行った人
- 過去の購入者リスト(メールアドレスなど)
- 動画広告を視聴した人
これらは「ゼロから探す広告」ではなく、
すでに関心を持っている人に、もう一度アプローチする広告です。
一般的に、新規獲得よりも費用対効果が高く、
「広告の成果が安定しやすい」のが特徴です。
類似オーディエンス(新規顧客の拡張)
類似オーディエンスは、
「すでに成果が出ている人に似た人」をMetaのAIが探してくれる仕組みです。
たとえば、
- 購入者リスト
- 成約したユーザー
- 高確率で成果につながった人
これらを「種(シード)」として、
行動特性や興味の傾向が似ているユーザーを自動で見つけ出します。
「自分では見つけられない層」にもリーチできるため、
新規顧客を効率よく増やしたい場合に非常に有効です。
2. AIが最適解を見つける「Advantage+ オーディエンス」
ここ数年で、Meta広告は大きく方針転換しました。
それが、AI主導の配信設計です。
Advantage+ オーディエンスとは?
Advantage+ オーディエンスは、
オーディエンス設定をほぼAIに任せる最新の推奨設定です。
年齢や興味関心を細かく指定しなくても、
- 広告クリエイティブ(画像・動画・文章)
- 過去の配信データ
- ユーザーの行動履歴
これらを総合的に判断し、
「この広告に反応しそうな人」をAIが自動で見つけてくれます。
初心者の方にとっては、
「変にいじらず、まずはAdvantage+を使う」
という選択は、むしろ正解です。
「オーディエンスのヒント」の使い方
Advantage+では、「オーディエンスのヒント」を設定できます。
これは、
「最初は、こういう人を参考にして探してね」
とAIに方向性を伝えるためのものです。
たとえば、
- 過去の購入者
- サイト訪問者
- 特定の商品を買った人
などをヒントとして設定します。
ここで重要なのは、
「縛る」のではなく「参考にさせる」という考え方です。
最終的にどこまで広げるかはAIに任せ、
人は「学習しやすい材料」を渡す役に徹する。
これが、今のMeta広告で成果を出す基本スタンスです。
3. 【実践】カスタムオーディエンスで「質の高いリスト」を作る
ここからは、成果に直結する実践パートです。
Metaピクセルは「すべての土台」
カスタムオーディエンスを作る上で欠かせないのが、Metaピクセルです。
Metaピクセルとは、
自社サイトに設置する計測タグのことです。
これにより、
- ページ閲覧
- カート追加
- 購入完了
といったユーザー行動を記録できます。
ピクセルが正しく動いていないと、
どんなに良い広告を出しても、
AIは学習できません。
まずは「正しく計測できているか」を必ず確認しましょう。
ウェブサイトカスタムオーディエンス
代表的なのが、
- 商品ページを見た人
- サービス紹介ページを見た人
- 特定のURLを訪問した人
といった条件で作るオーディエンスです。
ここで重要なのが、除外設定です。
除外設定の考え方
たとえば、
「購入完了ページに到達した人」を除外します。
これは、
- すでに買った人に
- 同じ購入広告を出し続けない
ための設定です。
除外設定を行うことで、
- 広告費の無駄を減らす
- 未購入者に予算を集中できる
という効果があります。
動画視聴オーディエンスの活用
動画広告を使っている場合、
動画視聴オーディエンスは非常に強力です。
たとえば、
- 3秒以上見た人
- 10秒以上見た人
- 50%以上見た人
- 最後まで見た人
といった形で、関心度別にリスト化できます。
関心が高い人ほど、
次の広告で「より踏み込んだ内容」を見せる。
これが、段階的に温度を上げていく広告設計です。
4. 「類似オーディエンス」で効率よく新規顧客を拡大する
類似オーディエンスの成否は、
「どのデータを種にするか」で決まります。
王道は「購入者」の類似
最もおすすめなのは、
実際に購入した人の類似オーディエンスです。
なぜなら、
- 行動結果が明確
- 売上に直結している
からです。
単なる訪問者よりも、
「お金を払った人」を基準にしたほうが、
AIは精度の高い拡張を行いやすくなります。
類似オーディエンスの%の意味
類似オーディエンスは、
1%〜10%まで設定できます。
- 1%:最も似ている層(精度高・母数少)
- 3%〜5%:バランス型
- 10%:広く拡張(精度低・母数多)
基本的な使い分けは、
1%で成果確認 →
3% →
5%
と、段階的に広げていくのが定石です。
5. クリエイティブとオーディエンスはセットで考える
最後に、最も大切な考え方をお伝えします。
広告の成果は、
オーディエンス設定だけで決まるわけではありません。
- 誰に
- 何を
- どう伝えるか
この3つが揃って、初めて成果が出ます。
どれだけ優れたターゲティングでも、
クリエイティブが刺さらなければ反応はありません。
逆に、良いクリエイティブも、
届ける相手を間違えれば意味がありません。
Meta広告では、
- ピクセルによる正確なデータ収集
- AIを活かすオーディエンス設計
- 無駄を省く除外設定
これらを組み合わせることで、
広告は「勘」ではなく「再現性のある施策」になります。
まずは完璧を目指さず、
正しい構造を理解した上で、小さく試す。
それが、Meta広告で成果を出す最短ルートです。



