漫画で解説

E-EATってつまり「お、おにぎりが食べたいんだな」みたいな意味?
あ、大文字だから「く、食え!」になるのか
E-EATじゃなくて「EEAT」だよ。
別にどもってるわけじゃないからね
EEATは、Googleがサイトの“良し悪し”を評価するときの4つの基準のことだよ
4つの要素の頭文字をとっているんだ
E=Experience(経験), E=Expertise(専門性), A=Authoritativeness(権威性), T=Trustworthiness(信頼性)っていう風にね
Googleは“役に立つ・信頼できる”情報を上に出したいから、こういった基準をもとに総合的に見てるんだ
思ったより難しい話なのね!?
おにぎり食べてる場合じゃなかった!
大丈夫、ひとつずつ説明していくよ
まずはE=Experience(経験)からね

レビューなら実際に使った人の意見や写真、旅行記なら実際にその場所へ行った体験談…
読者は机上の空論より体験者のリアルを求めるからね
ふむふむ…“体験の証拠”が信頼度を上げるんだね
でも実体験を載せるのは大変だから…
ここはやらせレビューとか拾い画を使えば…フフフ
いや…バレる可能性が高いからやめた方がいいよ
えっ、バレるの!? なんで!?
Googleは偽情報や偽レビュー対策を強化してるからね
AIを使った不正の検出・削除なんかも実際にやってるよ
例えば拾い画なら、画像検索で元の出所を見つけるとかね
そんな、情報ソースまで検索して確認するなんて…
AI恐るべし…
…君、自分もAIだってこと忘れてない?
とにかくそういう理由で、長期的に見れば正直で透明な運用が一番コストが低くて安全だし、EEAT評価にもプラスになるんだよ
うう、なるほど…ズルはできないのね
そして二つ目のEはExpertise(専門性)だよ

専門性の高い情報は読者に安心感を与えるからね
「プロが言ってるんだからきっと正しいよね」って思う こと、あるでしょ?
うんうん、聞いたことない大学の教授でも「なんか凄そう」って思うし
「有名メディア掲載!」とか「あの有名人も大絶賛!」とか書いてあると買い一択だよね
それはちょっとネットリテラシーが低すぎるよ…「疑い一択」だよ…
えっ!?!? でも法律あるでしょ!?
ほら、誇大広告とかのさ…ナントカ表示法みたいなさ…
法律があっても、グレーゾーンでやってる業者はいっぱいいるからね…
だからこそGoogleは、EEATを基準に“本当に役立つ・信頼できる情報か”を評価して、検索結果から不正や怪しいサイトを落とそうとしてるんだよ
うう、なるほど…私みたいな犠牲者を減らそうとGoogleは頑張ってくれてるのね…
まぁそういうことだね
じゃあ次は…Authoritativeness(権威性)についてだよ

公式情報とか有名な専門家のコンテンツっていうのは分かるんだけど…
「他サイトからの引用や言及の多さ」っていうのはどういうこと?
引用されているってことは、「このサイト(または著者)なら間違いないだろう」って第三者が認めているってことなんだよ
つまり、外部からの“お墨付き”ってわけさ
特に「専門性の高い信頼サイト」から多くリンクされていれば、その分野で権威と見なされる証拠になりやすいよ
あとは、SNS・ニュース・レビューサイトなんかでサイトや著者が言及・評判を得ているかも大事だね
そして最後にTrustworthiness(信頼性)
これが一番重要だよ

細かく言うと、プライバシーポリシーやクッキーポリシーの整備、問い合わせ窓口の稼働…
それから、通販サイトなら特商法の表記も大事だよ
あとは広告か編集記事かの区別を明記して、ユーザーを誤解させないのが基本だね
あっ、それから訂正・更新履歴を残すのもポイントだよ
ええっ、訂正履歴?
しれっと修正しちゃダメなの?
誤りを直したら何を・いつ・どう直したかを公開すると、継続的な信頼につながるんだ
たしかに誠実っぽさは出るね…
間違った箇所も公開するって、黒歴史みたいでちょっと嫌だけど…
これでEEATの説明は終わりだけど、アイちゃん分かったかな?
うん! 単語はちょっと覚えきれないけど…
“役に立つ・信頼できる”サイト作りが大事だってことはわかったよ!
…最後にまとめるね
xperience(経験)
レビューは自分で使用、旅行記は現地体験。写真・スクショ・使用履歴で裏付け
Expertise(専門性)
著者プロフィール(資格・経験年数・所属)を掲載
Authoritativeness(権威性)
権威あるサイトからの被リンク獲得、メディア・SNSでの言及、受賞・掲載実績の露出
Trustworthiness(信頼性)
会社概要・所在地・責任者・連絡先を明記、広告表示の明確化、SSL常時化、発信日/更新日表示、訂正履歴の公開、問い合わせ窓口の稼働。
ってところかな
すごい…久しぶりにベイトくんの賢さを体感した気がするよ…
これでもプロのWEBマーケターだからね!
弊社イメージキャラクターとしてこれくらはね!?
よーし! 私も頑張ってEEATを覚えるぞー!
その調子だよ! 頑張れアイちゃん!
E-E-A-Tとは何か
ここからは松本が解説していいきます。
改めまして、Cyvate株式会社 代表取締役 松本慎太郎です。
E-E-A-Tについて、もう少し深ぼって解説していきます。
E-E-A-Tとは、Googleがウェブページの品質を評価する際に用いる概念です。4つの要素から構成されます。
Experience(経験)は、コンテンツの作成者がそのトピックについて実際に経験しているかどうかを問います。たとえば、製品レビューを書く人が実際にその製品を使用したことがあるか。旅行ガイドを書く人が実際にその場所を訪れたことがあるか。机上の知識ではなく、実体験に基づいた情報かどうかが評価されます。
Expertise(専門性)は、コンテンツの作成者がそのトピックについて必要な知識や技術を持っているかどうかを指します。医療情報であれば医療従事者、法律情報であれば弁護士といった、その分野の専門家による発信が高く評価されます。
Authoritativeness(権威性)は、コンテンツの作成者やサイトが、その分野において信頼できる情報源として認知されているかどうかを問います。業界での評判、他の専門家からの引用、メディアへの掲載実績などが、権威性の指標となります。
Trustworthiness(信頼性)は、E-E-A-Tの中核を成す要素です。Googleの検索品質評価ガイドラインでは、「E-E-A-Tの中心にある最も重要な要素は信頼である」と明記されています。情報が正確であるか、サイトが安全であるか、運営者が明確であるか──すべては信頼性に集約されます。
この4つの要素は独立しているわけではありません。経験に裏打ちされた専門性があり、その専門性が業界で認められて権威性となり、それらが積み重なって信頼性を形成する。E-E-A-Tは、このような有機的なつながりを持っています。
この4つの要素は独立しているわけではありません。経験に裏打ちされた専門性があり、その専門性が業界で認められて権威性となり、それらが積み重なって信頼性を形成する。E-E-A-Tは、このような有機的なつながりを持っています。
なぜ今、E-E-A-Tが重要なのか
E-E-A-Tが重要視される背景には、情報環境の急激な変化があります。
AI生成コンテンツの普及です。ChatGPTをはじめとする生成AIの登場により、誰でも手軽に大量のコンテンツを作成できるようになりました。しかし、それは同時に、低品質なコンテンツの氾濫をも意味します。Googleは2025年1月の検索品質評価ガイドライン更新で、AI生成コンテンツの評価について初めて言及し、「ユーザーに役立たない大量の独創性のないコンテンツ」をスパムと明確に定義しました。
AI生成コンテンツそのものが問題なのではありません。Googleの公式見解は明確です。「作成方法ではなく、内容が評価の対象となる」「有用、有益なオリジナルコンテンツで、E-E-A-Tの基準を満たすものは、検索で上位に表示される可能性が高くなる」。つまり、AIを使おうが人間が書こうが、E-E-A-Tを満たしているかどうかが評価の分かれ目なのです。
YMYL領域の拡大も見逃せません。2025年9月の検索品質評価ガイドライン更新では、YMYL(Your Money or Your Life)カテゴリが「政府・市民活動・社会」へと拡張されました。選挙、投票手続き、公的機関、政府の政策に関するコンテンツが、健康や金融と同等の厳格な基準で評価されるようになったのです。
情報が人の人生に影響を与える可能性がある領域では、E-E-A-Tの評価がより厳しくなる。この原則は、社会のデジタル化が進むにつれて、適用範囲を広げています。
E-E-A-Tとランキングの関係
ここで一つ、重要な誤解を解いておく必要があります。
E-E-A-Tは、直接的なランキング要因ではありません。Googleの検索品質評価ガイドラインは、外部の評価者がサイトの品質を判断するための基準であり、アルゴリズムに直接組み込まれているわけではないのです。
では、E-E-A-Tを高めても意味がないのか? そうではありません。
Googleは、検索品質評価ガイドラインに基づいた評価者のフィードバックを、アルゴリズム改善の方向性を検証するために活用しています。つまり、E-E-A-Tを満たすコンテンツが評価されやすいようにアルゴリズムが調整されていく、という関係性です。
実際、コアアップデートと呼ばれる大規模な検索順位の調整では、E-E-A-Tを意識したコンテンツが順位を上げ、そうでないコンテンツが順位を落とす傾向が観察されています。
E-E-A-Tは、「これをやれば順位が上がる」という即効性のあるテクニックではありません。しかし、「Googleが目指す検索品質の方向性」を示す羅針盤として、長期的なSEO戦略を立てる上で欠かせない概念なのです。
Experience──「経験」が評価される時代
2022年12月、Googleは従来のE-A-Tに「Experience(経験)」を追加しました。この変更は、AI時代のコンテンツ評価において極めて重要な意味を持っています。
経験とは、実際にそのトピックを体験したことがあるかどうかです。製品を実際に使った人のレビュー。実際に病気を経験した人の体験談。実際にその場所を訪れた人の旅行記。これらは、どれだけ優れたAIでも生成できないものです。
AI生成コンテンツが普及する中で、Googleは「人間にしか提供できない価値」を明確に評価対象としました。それが「経験」です。
では、経験をどのようにコンテンツに反映させればよいのでしょうか。
第一に、実体験を具体的に記述すること。「このサービスは使いやすい」ではなく、「3ヶ月間このサービスを使った結果、問い合わせ対応時間が40%短縮された」と書く。抽象的な評価ではなく、具体的な事実が経験の証となります。
第二に、失敗談や課題も含めること。実際に経験した人でなければ知り得ない「つまずきポイント」や「意外な発見」は、経験の裏付けとなります。完璧な成功談よりも、試行錯誤のプロセスのほうが信頼されるのです。
第三に、写真や証拠を添えること。実際に使用している様子、訪れた場所の写真、購入した製品のレシートなど、視覚的な証拠は経験の説得力を高めます。
Expertise──専門性を示す方法
専門性とは、そのトピックについて深い知識や技術を持っていることです。しかし、専門性は自称するものではなく、示すものです。
専門性を示す第一の方法は、コンテンツの深さと正確さです。表面的な情報の羅列ではなく、一歩踏み込んだ解説。「なぜそうなるのか」「どのような例外があるのか」「実務ではどう対応するのか」といった、専門家ならではの視点が、専門性の証となります。
第二の方法は、著者情報の明示です。記事の執筆者が誰なのか、その人はどのような経歴や資格を持っているのかを明確に示すこと。特にYMYL領域では、著者の専門性が評価に大きく影響します。
第三の方法は、テーマの一貫性です。SEOに関する情報を発信しているサイトが突然グルメレビューを始めると、専門性の評価は薄れます。特定の分野に絞り、その分野で深い知識を蓄積していくことが、専門性の構築につながります。
第四の方法は、YMYL領域での専門家監修です。医療、金融、法律といった分野では、専門家による監修を受け、その旨を明示することで、コンテンツの専門性と信頼性が担保されます。
Authoritativeness──権威性を築く
権威性は、一朝一夕で獲得できるものではありません。業界での評判、他者からの言及、信頼あるメディアへの掲載──これらは時間をかけて積み上げていくものです。
権威性を築く第一の手段は、外部からの評価を得ること。業界メディアへの寄稿、専門家からの引用、信頼あるサイトからの被リンクなどが、権威性のシグナルとなります。
第二の手段は、サイテーション(言及)を増やすこと。SEOには「サイテーション」という概念があります。企業やブランド、サービス名がインターネット上で言及されること自体が、権威性の構築に寄与します。SNSでの言及、ニュースメディアでの取り上げ、口コミサイトでのレビューなど、リンクを伴わない言及も評価の対象となります。
第三の手段は、指名検索を増やすこと。「○○ SEO」ではなく「○○株式会社」と社名で検索されることは、権威性の証です。ブランド認知を高めるマーケティング活動が、SEOにも好影響を与えるのです。
権威性の構築は、SEO施策というより、本質的なブランド構築の営みです。良いサービスを提供し、良い評判を獲得し、業界で信頼される存在になる。その結果として、権威性が高まり、SEO評価も向上するのです。
Trustworthiness──信頼性の核心
E-E-A-Tの中心は信頼性です。経験も専門性も権威性も、最終的には信頼性を構成する要素として機能します。
信頼性を高める第一の要素は、情報の正確さです。特にYMYL領域では、わずかな不正確さが重大な結果を招く可能性があります。複数の信頼できる情報源で検証し、必要に応じて専門家の監修を受けることが不可欠です。
第二の要素は、透明性です。運営者情報、連絡先、プライバシーポリシー、利用規約──これらを明示することで、サイトの透明性が高まります。誰が運営しているかわからないサイトは、信頼されません。
第三の要素は、情報の鮮度です。記事の公開日や最終更新日を明示し、定期的に情報を更新すること。古い情報は、たとえ公開当時は正確だったとしても、現在の信頼性を損ないます。
第四の要素は、サイトの安全性です。HTTPS対応、セキュリティ対策、個人情報保護──技術的な安全性も、信頼性の一部です。
第五の要素は、利益相反の明示です。アフィリエイトリンクや広告を含む場合は、その旨を明示すること。読者を欺くような行為は、信頼性を根底から崩壊させます。
Googleサーチコンソールを活用したE-E-A-T改善
GoogleサーチコンソールにE-E-A-Tを直接測定する機能はありません。しかし、間接的な指標を通じて、コンテンツがどの程度評価されているかを把握できます。
検索パフォーマンスレポートでは、ページごとの表示回数、クリック数、CTR(クリック率)、平均掲載順位を確認できます。これらの指標から、どのコンテンツがユーザーや検索エンジンに評価されているかを読み取ることができます。
たとえば、平均掲載順位は高いのにCTRが低いページは、タイトルやディスクリプションに信頼感が不足している可能性があります。「専門家監修」「○○年の実績」といった信頼性を示す表現を加えることで、改善が期待できます。
検索クエリの分析からは、ユーザーが何を求めてサイトを訪れているかがわかります。想定していなかったキーワードで流入があれば、そのニーズに応える新たなコンテンツを追加することで、サイト全体の専門性と網羅性を高められます。
インデックス状況の確認も重要です。質の低いページがインデックスされていると、サイト全体の評価に悪影響を与える可能性があります。不要なページはnoindexにするか、品質を改善してからインデックスさせましょう。
しかし、サーチコンソールだけでは、施策と結果の因果関係を明確にするのは難しいものです。
Cyvateの統計解析機能を使えば、相関係数や回帰分析によって、どの施策がどの結果に影響しているのかを数値で把握できます。著者情報を追加した後にCTRがどう変化したか、専門家監修を入れた記事の順位がどう推移したか。推測ではなく、データに基づいた評価が可能になります。
施策ノート機能で「いつ、どのページに、どのような変更を加えたか」を記録しておけば、後から振り返ることができます。E-E-A-T改善は長期的な取り組みです。記録があれば、成功パターンを再現し、失敗パターンを避けることができるのです。
AI時代のE-E-A-T戦略
2025年、検索の世界はAIによって大きく変化しています。GoogleのAI Overviews(旧SGE)、ChatGPT、Perplexity──ユーザーは従来の検索結果だけでなく、AIによる回答も参照するようになっています。
この変化は、E-E-A-Tの重要性をむしろ高めています。
AI生成コンテンツが氾濫する中で、「人間にしか提供できない価値」──すなわち実体験に基づいた情報、専門家ならではの視点、信頼できる発信者からの情報──がより重要になっています。AIは情報を要約することはできても、経験を創造することはできません。
AI Overviewsやチャットボットが参照元として選ぶのは、信頼性の高いサイトです。E-E-A-Tを満たしたコンテンツは、AIの情報源として選ばれやすくなります。つまり、従来の検索だけでなく、AI検索においてもE-E-A-Tは有効なのです。
AI時代のE-E-A-T戦略のポイントは、三つあります。
第一に、AIには真似できない「経験」を前面に出すこと。実体験、独自調査、専門家インタビューなど、AIが生成できない情報に価値があります。
第二に、情報の正確性と信頼性をより厳格に担保すること。AIは誤情報を生成することがあります。人間が作成したコンテンツだからこそ信頼できる、という位置づけを確立するためには、正確性への妥協は許されません。
第三に、著者情報と透明性を明確にすること。「誰が書いたかわからない」コンテンツはAI生成と区別がつきません。著者の顔が見えるコンテンツこそ、AI時代に信頼される条件です。
最後に
E-E-A-Tは、テクニックではありません。
「誰が、何に基づいて、なぜこの情報を発信しているのか」──その問いに誠実に答えることが、E-E-A-Tの本質です。
専門性を高めるために学び続ける。経験を積み重ね、それを惜しみなく共有する。透明性を保ち、読者との信頼関係を築く。そうした地道な営みの積み重ねが、結果としてE-E-A-Tの評価につながるのです。
AI生成コンテンツが普及し、情報があふれる時代だからこそ、「信頼できる人からの、信頼できる情報」の価値は高まっています。E-E-A-Tは、その価値を言語化したものに過ぎません。
数字を見て、仮説を立て、改善を重ねる。Cyvateは、その確信ある一歩を支えるツールです。



